今回はJAL(9205)への投資記録です。そう、JALといえば証券コード9201なのですが、2010年に上場廃止になった際の株券を所持していました。。
長く投資の世界から身を引くことになったきっかけやったな。あのときに正しい投資行動が取れていたら資産形成がもっとスムーズやったのになぁ
当時の投資額は約50万円ほどでしたが、まさかその50万円が完全に紙くずになるとは。。。今回は、過去の過ちを再度犯さないために、必死に忘れようとしていた当時の記憶を綴る決断をしました。。
なんか大げさやな。ただ当時、これをきっかけに市場から逃げ出したことが最大の過ちやからよう反省すべしやな!
日本航空(9205)への投資
日本航空(9205)を購入するきっかけ
JAL(9205)への投資を検討したのは、当時完全に株主優待券欲しさでした。実家への帰省のため、年間数枚の優待券が必要で、その都度、ヤフオク、チケット屋で仕入れていました。社会人になって5年以上たち、少しづつ貯金もできてきたのでそれならば株を買って優待券を貰えばよいのでは?と考え出したのがきっかけでした。
好きな企業、よく使う企業の株を買って応援する、優待を活用すること自体は間違いではないな
当時は1,000株持っていると3月に1枚、2,000株持っていると3月と9月に1枚づつもらえるものだったと記憶しています。よって、1,000株づつを2回に分けて購入したのでした。たしか購入金額は50万円強で、毎年2枚づつもらえる優待券を活用し、実家に帰る際などに有効活用させてもらっていました。
当時は買ったことすら忘れていて、定期的に優待券をもらうタイミングで思うだす感じでした
JALグローバルクラブを獲得!
その後も出張や旅行などでJALを活用する機会がますます増え、またもともと旅行が趣味なこともあり、奥さんを説得し、JALの上級会員であるJGC (JAL Global Club)獲得するための修行も行い、、すっかりJALに染まった日々を過ごしていました。
2007年にJALがワンワールドへ加盟し、JGCのステータスが特にラウンジ利用において非常に便利に利用させてもらっています。今でもですが。。
そしてあの事件が。。。
そして2008年、リーマンショックが起こり、株式の世界においても大暴落が勃発。ただもともとJALは長期投資を決め込んでいたので、まさかJAL様が潰れることはないだろう、とのことでガチホ続けたのでした。
その後、JALの株価はどんどん下がり続けますが、それでも見て見ぬ振り、を徹し続けたのでした。。その間にもJALの株価はだだ下がり。。。
当時のことを鮮明に覚えてますが、JALほどの企業がいくらヤバいからとて潰れることはない、個人投資家も多いので政府か誰かがなんとかしてくれるだろう、と思ってました。。
そしてついに。。。
会社更生法が発表。そして株式についても100%減資、つまり紙切れになることが発表されました。。
当時、まだ数円で売れたのですが、、今後の教訓とやけくそ、そして何よりも精神的ショックが大きく、そのままにしておくことにしたのでした。。。以下、その後のJALの歴史です。。私にとっては完全に黒歴史ですが。。
投資結果は?
明確な金額がもはや追跡不能なのですが、、、50数万円が完全にゼロ、になりました。。。
再上場した際になにかあるのか、優待だけでもなにかあるのか、といろいろ期待しましたが、何の見返りもなく完全にゼロになりました。
もうそのショックと言ったら・・・・・
まぁ会社更生法の位置づけからもまずはその責任を株主が取るべき、というのは至極当たり前や
どう評価する?
まぁ評価頂くまでもないですが・・・・
そう、もちろん大失敗や!
しかしその失敗は50万円を失っただけちゃうで!
?!詳しく教えてくだされ・・・
- 失敗①: 長期投資だからといってexitの条件を決めていなかった
- 失敗②: 親方日の丸、JALが潰れるという現実を受け入れられなかった
- 失敗③: 株式市場から長期(10年以上)に渡ってexitしてしまった。。
失敗①: 長期投資だからといってexitの条件を決めていなかった
高配当株投資、優待投資において長期投資は非常に有用です。が、どんなに長期投資を決めた銘柄であったとしても、会社の不祥事、極度の業績悪化・再起浮上見込み、など株式を所持していても回復を見込めない事実にも直面するケースが出てくると思います。そのようなことを想定して、「最悪の事態が起こったらどうする?」というexitする際の条件を決められていませんでした。。
どんな長期投資でもexitを想定しない投資はNGやで!損切りになるがそれも必要な行動や!
失敗②: 親方日の丸、JALが潰れるという現実を受け入れられなかった
国の経済の中心となる大手の企業も、長いライフサイクルの中では淘汰されるケースはたくさんあります。
- 山一證券 (1997年)
- リーマン・ブラザーズ (2008年)
- エルピーダメモリ (2012年)
- パナソニックプラズマディスプレイ (2016年)
- タカタ (2017年)
頭では分かっていてもその事実はなかなか受けられないものでした。。特にJALは鶴丸、フラッグシップキャリアなどのイメージもある、最終的に政府が支援するだろう、と甘い考えがありました。
本当に株券が紙切れになるとは正直夢にも思っていなかったです。。。
失敗③: 株式市場から長期(10年以上)に渡ってexitしてしまった。。
ついにJAL(9205)の100%減資が確定し、自分の証券口座からJALの銘柄が消えました。。
その時のショックと言ったら・・・
あまりのショックに株式投資が恐怖に思えるようになり、最低限の優待銘柄のみを残して株式投資を忘れる=市場から退場することになりました。。。
その後、DC年金など投資を考える機会はありましたが、全てネガティブな感情のもと、株式への投資を10年以上、行うことはありませんでした。。。
株式市場から撤退したことが最大の失敗や!
んで、今度どう行動する?
さて、このまさに私の人生を揺るがした大事件をもとに、それから10年後、以下の対応を行うことにしました!
なんや大げさやな~
対策①: 決して市場から撤退しない!
資産形成を効率よく進めたい!という思いから、株式市場から決して逃げない、撤退しない、ということを誓って、どんな暴落が起こっても市場に居続ける、を今後の投資における第一目標にしたいと思います。
逃げたらそこで損が確定ですから。。。今の世の中、投資なくては効率よく資産形成できません。。。
なれてくれば、暴落は買いのチャンスなんやで!
対策②: 長期投資であってもexitの条件を決め、定期的にモニタする
どんな大手企業であっても傾く、倒産するリスクは常にある、と考え、特に所有する株については決算や不祥事などのニュースなどアンテナを高くモニタし、特に以下の場合は、速やかに撤退することとします。
【長期投資銘柄のexit条件】
- 配当、株主優待を目的に購入した銘柄が、大幅な減配、株主優待の廃止を決定
- コンプライアンス違反など重大な不祥事を起こし、企業として信用・信頼ができないと判断したとき
長期投資とはいえ、完全放置はあかんで!
最後に。。
いあぁ、、、10年以上前のことを思い出しながら書いていて、なんだか切ないくらいの気分になりました。。それだけショックな出来事でしたので。。
が、2020年に投資の世界に再起してからの確定利益(配当)+含み益で、当時失った50万円の数倍の利益を頂いている状態なので、、やっとまとめる気になりました!特にコロナショック時に優良高配当株をたくさん買えたことで順調に利益も育ってきています!
コロナショック前に戻ってこれてよかった。。。
何があっても投資の世界に居残り続けるんやで!
では、ぐらしあーす、ちゃおあでぃおー!
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